第1芯‐シャー剣‐

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「着いてくるのは構わないけど、商店街だぞ?」 「いいのいいの!行くわよ!」 無性に嬉しそうなメグと一緒に、真は商店街へと向かっていく。 この後起きる、“唐突”など知る余地もなく。 「……ボッ、ボクは、臆病なんかじゃない……」 ほぼ同時刻。 そんな呟きが聞こえたのは、一つの部屋。 カーテンを締め切り暗くした部屋で、小太りの少年が何かをいじっている。 四角い何かと、細長い何か。 それを鞄に詰め込むと、少年は部屋を後にした。 「ボクは絶対に臆病なんかじゃない。……この能力(ちから)で、見せてやるよ……」 長く伸びた髪の間に、なにか差し込み口のような物が微かに見えた──。 「――これかわいい!」 「はいはい。買うよ、買えばいいんだろ」 少し経ち、今二人は商店街へと着いていた。 このご時世に廃れることもなく、むしろ活気の溢れる町。 更には新技術だか何かで、大きくPRが空に浮かんでいる。
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