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「私は、小6の全国大会決勝戦の日、両親を亡くしました。」 その言葉に、俺たちは言葉を失った。 「いつだって忙しかった両親は、私が決勝まで残ると、かならず応援に来てくれました。 けれど、その日はどんなに会場で待っていても、両親の姿はなくて、先生に急いで病院につれられました。 目の前には、包帯と管だらけになった、痛々しい姿の両親。 私がいるすぐそばで、息を引き取っていきました。 12歳の子供に、両親の死が受けとめ切れますか?」 凛は、自分の目の前で、人が死ぬのを見ているからこそ、誰かに迷惑掛けたり、心配をさせるのが苦手なのか… 「そのあと、私は新聞やニュースで色々と言われました。そんな状況下で、普通の子供は、笑っていられますか?」 「まぁ、無理な話だな…」 「泣くことさえ、無駄な抵抗だと知った私は、単身でアメリカへ移りました。 もちろん、止めた方は何人かいらっしゃいました。 けれど、その方たちに迷惑を掛けるくらいなら、1人見知らぬ土地で過ごしたほうが、被害が減ると思ったんです。」

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