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(俺が弱らなかったら…アイツラが蝕まれる事はなかったのに…。) 蒼い目に涙を浮かべ、それを堪えるように上を向く。 「俺…足手まといかなぁ。」 (あのときに俺が弱らなかったら……俺のせいだ。俺の……。) 精神は蝕まれる。 少女は自分を責め続けている。 人が何を言っても聞かない少女は自室に籠りっぱなし。 (俺のせいだ……) 少女の目から涙が一粒落ちた。
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