1人が本棚に入れています
本棚に追加
(私のせいだ……私のせいであの子が身代わりに…)
「ごめんなさい。ごめんなさい。」
泣きそうな表情をして少女は謝り続ける。
(私なんかを助けるから……)
(私を庇うから……)
(狂ったままのあの子が身代わりになった……)
「私のせいだ…」
少女は未だに自分を責める。
泣けない少女。
涙さえ流せない自分に苛立ち、また責める。
終わりのない自己嫌悪。
(ごめんなさい……)
少女は逃げるように深い眠りについた……
最初のコメントを投稿しよう!