流れ星に願いを乗せて★

――再開――

　携帯電話の着信音が鳴っていた。

　一度鳴り止んだかと思った携帯は、数秒の間を置いて再び鳴り始める。

　放っておいたら永遠に止みそうにもなかった……。

　俺は、もぞもぞと布団の中から手を伸ばした。

　中々、携帯電話を捕まえることができない。

「……はい、……もしもし」

　ようやく電話に出ることができた俺は、寝起きの気怠い声でそう言った。

「おい、大地！　おまえ今どこにいるんだよ！？」

「……なに？　……誰？」