18人が本棚に入れています
本棚に追加
(神ロ‥‥‥‥神ロの嘘つきっ
月が『独りじゃない』って教えてくれる?
神ロごと月も消えちゃったじゃん!!
神ロぉ‥‥?
止まらないよ?涙‥‥
どうしたら止まるの??‥‥‥‥‥‥)
「大変です! 博士【(仮)ロー帝2】がっ」
(答えてよっ―――――神ロぉっ!!!)
モニターを視ていた菊が慌てて叫ぶが、
「解ってるゼ!」
バリンッ
振り返ったら 惨状はだいたい理解できた。
【(仮)ロー帝2】の入っていたカプセルが破損して 中の茶髪の子供が ゆらりと立っていた。
溢れ出てきた(カプセルに一緒に入ってた)水で濡れた床に 跳んだカプセルの破片が沈んでる。
あの子供が【(仮)ロー帝2】で カプセルから破り出てしまったらしい。
「せ 成功だぜ‥‥」
ギルベルトはむしろ感動している。
それを見下ろした【(仮)ロー帝2】―――――――フェリシアーノ
「博士っ」
彼の異妙さに気付いた菊は警戒する。
「危険です、逃げてください!!」
「え?何言っt」
「貴方ですね?僕や神ロを創ったのは…」
誇らしげに頷くギルベルト
実は彼、展開が唐突過ぎて 驚いて喋れないのである。
「僕は
“創って”なんて頼んでないっ!」
「え゛?」
「貴方のせいで 神ロは二度も死の苦痛を味わったのです!!」
「ま まさか、外気に触れたことで 知能指数まで急増したのか!?」
フェリシアーノが掌を二人に向ける。
「何仰ってるんですか?! 早く逃げm」
チュドーンッ ドガーン
爆発がした後、
研究所は瓦礫の山となった。
瓦礫の下で 二人の死体が血みどろで下敷きになっている。
そして、無傷のフェリシアーノがその上に佇んでいる。
細胞再生能力や戦闘能力は既に 人類のそれと逸脱している様だ。
最早フェリシアーノは人造人間を通り越して 化け物である。
「足りないっ 此れだけでは‥‥‥‥‥‥
僕と神ロを造り出した世界を‥‥‥‥‥‥壊してやる!
殺そう。
世界中の人達を‥‥‥‥‥‥
全世界に
復讐してやる!!!」
最初のコメントを投稿しよう!