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孝はあらかた奴らを倒した。
孝「しっかし消火栓を使うなんてよく思いついたな!」
蒼夜「ホースの水圧は凄いからな。」
麗「うん。孝覚えてないの?中学の防災訓練で永と一緒に……」
麗は最後まで言わずに止まる。
多分、さっき倒れていたのが永と言う奴なのだろう。
多分、倒したのは孝だろう。
孝「こ、これからは忘れないようにするよ。」
蒼夜「そろそろ……いいんじゃないか?」
孝「麗、中はひどい事になってる……本当にいいんだな?」
麗「……」
麗は無言で孝にバットを差し出す。
孝はバットを受け取る。
孝「行きましょう。」
蒼夜「ああ。」
麗は頷いた。
少し顔を赤くしながら。
俺達は倒しきれなかった奴らを倒しながら、校内に入って職員室に向かった。
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