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『寒くなってきたことやし‥そろそろ戻らへん?』
『うん、そうだね』
そっと手を繋いだまま二人だけの秘密の楽園を出た
凄く星が綺麗で見とれていた
『ねぇ‥
どうして星は綺麗なのかな?』
『それは花と一緒の理由やと思うで?』
『花と一緒‥?』
挧月は見上げていたが不思議そうな顔をして棘を見つめた
『せやで。
枯れてもうたり、消えてもうたりしてしまうんやったら綺麗な方がええやろ?』
『そうだけど‥』
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