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階段を降りると、同じ顔が2つ、同じ動きをして俺を迎えた。
「「お兄ちゃん大丈夫?」」
「なにがだ?」
心配されるようなことしたっけか。
「お兄ちゃんの部屋からすごく大きな音が聞こえたよ!!」トテトテ
「僕たちすごくびっくりしたよ!!」トテトテ
はわわわと眉毛をハの字にしながら近寄ってきた。
すまんな妹弟よ。
心配してくれるのは嬉しいが、今はあまり時間がないんだ。
「いや大丈夫だよ。ちょっと部屋の片付けしようとしたら物落としちゃって」
「痛いとこない?」
「とんでけする?」
「大丈夫だって。それより冷たいものないかな?エアコン壊れてるから暑いんだ」
早く。
また脱ぎ出されたらたまったもんじゃない。
「アイスならあるよー」
「ジュースもあるよー」
そういえば一昨日買いだめしたんだっけ。
丁度よかった。
さっさと持って行ってあの痴女をなんとかしないt「森くーんまだー?」
「!?」
どうやら今時の13才は短気らしい。
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