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「うーん…。」
しょうがないから借りて家に持って帰ろう。
家ならテープものりもあるし。
貸し出しカードで手続きをしたが、何故か本のデータがない。
仕方なく手書きで手続きをして、今日は帰ることにした。
今日はなんかついてねーな…。
エアコンは壊れるし本は破っちまうし。
んまあ早川に会えたからよしとするか。
自転車のかごに例の本を入れて来た道を走る。
ほんとに…なんなんだろこの本…。
せっかくの俺の読書タイムが潰れてしまったじゃないか。
元はといえばこの本が悪い!!
いつから図書室に置いてあったんだ!!
毎日のように通ってる俺だって気づかなかったのに!!
まず新本ならなら新本コーナーに置kガシャーンッ
「ってええええええ!!」
前方不注意で電柱にぶつかった。
本を睨んでて前見てなかったなんて…。
人に言えない恥ずかしいことが増えてしまった…。
それより腿をぶつけて動けないんだが。
こんな淫らな格好を見られる前に家に帰らなきゃ!!
ぶつけなかった方の足でペダルを踏む。
「…あんたまたなんかバカやったの?」
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