芽生え→メンバーから特別へ…

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俺らさぁ…いつも理不尽だと思ってたから…今日は2人を苛めてあげるね??     ★ターゲットシャッフル   いつもと変わらない楽屋ではしゃいでる元気な男 井ノ原快彦 そんな様子をいつもシレッとした表情で新聞紙越しから見つめる紳士な男 坂本昌行 この二人がこれから自分達の身に起こる恐怖に似たメンバーからの愛を受けるとは予想も付かないだろう 『ねぇね~??今日さ、久々に合宿所で過ごさない??最近空き家だから好きに使えって社長から話来たんだけど??』 最初に二人に話を振ったのはメンバー1の甘えん坊将軍三宅健 『お―!!いーじゃん!!俺賛成~』 最初にこの話にノッてきたのは井ノ原だった 他のメンバーもこの男は黙ってても着いてくると確信はしていたから楽勝だった 『ねぇ??坂本くんはどう??』 にっこりと微笑みながら坂本の隣に腰かけたのがV6の裏のリーダー長野博 『あ…おぉ…いいんじゃねぇの??明日から少し日にち空くしなぁ』 新聞を折り畳みながら話に賛成した坂本 これでキャストは揃った この時二人は知らないだろう 申し合わせたように他の4人が顔を合わせて黒い笑いを浮かばせていたことなんて…   ~お疲れ様でした~ 収録終了後、メンバーは荷物をまとめてマネージャーの運転するワンボックスに乗り込んだ 『今日は合宿所で降ろして下さい』 リーダーらしく簡単に話をまとめてマネージャーに行き先を指定していく 健、剛、准一、井ノ原は既に爆睡モードだったため車内はとても静かだった 『合宿所…久し振りだね??』 坂本の横に座る長野は思い出を引き出すかの様に語り掛ける 『あぁ…俺たちが出会ったのもあの場所だしな~…』 『坂本くんと井ノ原ってよく先輩たちに苛められてたよね??』 クスクスと声を抑えて笑う長野につい大声を出しそうになる坂本は周りを見て冷静になってから 『あれは可愛がられてたんだよ…』 少し顔を火照らしながら答えた そんな思い出話に花が開き駆けた時にマネージャーから「着きましたよ」と声を掛けられ二人は爆睡するメンバーを起こし始めた
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