全ての始まり

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そしてベルがどうやって誕生したのかも 理由は私の体の中にあった、私が産まれた時は体が弱く、直ぐに病気になり、病院にいつも入院していたらしい そこで父は私のためにあるものを用意し、私に使った、それは “ナノマシーン” 私はそれのおかげで強い体になった、おかげでそれ以来風邪や何の病気にもなったことがない、怪我をすれば直ぐに治る 周りにしてみれば私も立派な化け物だ ベルは私のDNAとナノマシーンのおかげで産まれることができた 頭はT-レックス、体はいくつもヒレのある大蛇 車ぐらいなら簡単に大破させられる、しかもそれだけではない ベルにはある特殊な力を持つ、それは電気 電気、つまり空中に漂う粒子を集めて電気に変える、そして集めた電気を一気に口から放出する “荷電粒子砲” その一撃は戦車ですら大破する威力、まさに生きた生物兵器 その一撃でどれ程の人が死んだろう…… でもそれが私の弟 “ベル”だ そして今、私達二人はある場所にいる、日本を出てようやく着いた場所に (兵士)『こちら第1部隊、応答せよ』 イヤホンから仲間の声がする (紅)「……」 (兵士)『聞こえないのか、応答せよ紅!』 (紅)「聞こえるわよ」 (兵士)『だったら応答したらどうなんだ?』 (紅)「うるさい、目的地には着いたんでしょ?、早く許可を卸してよ」 (兵士)『ちっ、相変わらずな女だ、少し待ってろ』 (紅)「……」 (ベル)「グルルゥゥゥ」 (紅)「待ちなさいベル、もうじきだから」 (ベル)「……」 (紅)「いい子」 ベルの頭を撫ながら微笑む (兵士)『今許可が降りた』 (紅)「了解」 (兵士)『紅 ベルに伝える、“桜蛇(おうだ)”作戦開始せよ』 (紅)「ふっ、了解」 そしてベルが作戦開始の合図なのか夜空に向かって咆哮した (ベル)「グアッガアァァァァァァァァァァァァ!!!」 二人は鬱蒼としたジャングルの中を走りだし、暗闇えと消えた
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