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それは、5年ほど前の事だった。
急に異常なほどの性欲に悩まされた僕は、休みを取り病院へ行った。
「高浜さん。大変申し上げにくいのですが…
高浜さんは、ある病にかかっています。しかも…現在では治療法がありません」
「なんですって…!?」
「しかも、この病気は、ちょっと厄介でしてね…
2種類あるのですが
発作的に男性の身体を求めるタイプ。こちらは、日常生活に支障をきたしかねません。
そして、高浜さんの方は、先ほどとは逆のタイプです。
発作的に…とはなりませんが、必ず1日に3回は…男性と、性交渉をもってください。
でないと、理性を失いかねませんので…」
医者から、そう告げられた僕は、そんな病気がこの世にあるのか…!?と信じられない気持ちだった。
でも、そんなにゆっくりと考える余裕など僕には無かった。
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