高浜先生の過去

3/4
167人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
  とにかく、誰かとセックスがしたくてたまらなかった。     でも、僕は一応は教師だし、知らない人間と、身体の関係を持って面倒くさい事になるのは嫌だったので   とりあえず、思いあたる人間に連絡を取ってみた。       不思議なもので、病気が与えた能力なのか…   誰が同性が好きなのか…とか、受けなのか…とか、妙にカンが冴えて 街で見かける人間を見ても、それがわかった。       「恵ちゃん!」   久しぶりに会った幼なじみのユウ。   ユウは、昔と変わっていなかった。     僕とは逆の綺麗な黒髪にツンツンの短髪。 背は、少しユウの方が高いけどね。     ユウは、僕の信じられないような話も うんうんと、うなずいて聞いてくれた。    その夜、ユウと僕は身体を繋げた。     ユウは、僕の事が好きだったって…言ってくれた。  
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!