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「何だ!?」
驚いてその方向を見ると、何かを囲むようにして火柱が上がっている。そしてその中心には異形の化け物が。
「えぇぇっっ!? 何でいきなり!?ってかあの化け物何!?」
翔が驚きあたふたしていると、火柱が異形の影を包み込み跡形も無く消し去った────。 周りに並んでいる家に炎を撒き散らしながら。
「……………………」
ものの見事に焼け、崩れ落ちてゆく家々を見つめながら、翔は口を広げて唖然としている。
すると、煙やら埃やらが舞っている瓦礫の向こうから、ポニーテールに結んである綺麗な蒼い髪を解きながら一人の少女が現れた。
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