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「はぁ……もういいですよ……。取り敢えず任務完了の報告です。今大丈夫ですか?」
女は非常に疲れたような顔をしている。
『んー、多分大丈夫じゃない?』
「いや多分って……、声の後ろから戦闘音聞こえてますけど?」
『大丈夫、もう終わりだから』
そう言った直後、音が急に止まり、電話の相手の女は急に真剣な雰囲気を出し始めた。
『それで? 何かあったの?』
「はい、やはりこの町の“影魔”の出現数が異様に増えてますね。これが起きる回数も他の町より多いですし……。幸いまだ現実世界にはあまり影響は無いみたいですが」
『確かに…。こっちも敵の数が多くて面倒なのよね……。ま、現実世界に影響が無いだけマシか……』
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