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アスファルトに咲く
広げた手
溶け込む空
笑い合う声、遠く高く
伸びる雲に
雑ざって消えた
同じ気温、同じ空気
触れ合うほどに移る体温
離れたくない
今はそれだけ
上手に今は笑えてるのかな
始まりの歌を思い出してさ
明日の空は
まだ知りたくはない
答えはもう
わかっているから
きらめく夜に僕は笑う
月が陰って見えなくなるまで
舗装されたアスファルトに
黒い花が咲き乱れても
君が終わりの歌を
口ずさむ
そのときまで
僕は笑って
空を見上げて
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