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下り坂全力で漕いで
風船のように膨らんだ未来
思い描いては
小さな針でﾊﾟﾁﾝｯと綴じて
広がっていくはずの道は
年を重ねるほど
細く枝分かれしたまま
下り続けた坂道を
遠ざかっていく雲を
自転車で走りきった僕達は
「いつか」なんて
笑い話にできるのかな
走ったよ全力で
でも まだ先は見えないよ
もう疲れたの？
なんて 誰に聞いてもわかんないよ
夕暮れを
眺めて走った坂道で
転がってもいい
ただがむしゃらに
叫び続けてた
下り坂ペダルを漕いで
ブレーキなんて忘れてさ
誰よりもずっと早く
もっと早く風を切って
下り坂全力で漕いで
まだ 先は見えないけど
もう疲れたよ
誰が言っても止まりはしないさ
下り坂ペダルを漕いで
ブレーキなんて忘れてさ
下り坂全力で漕いで
行けるとこまで
全力で漕いで
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