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「ねぇ本当具合悪いんじゃないの?顔赤いよ?」
ラブくんに覗き込まれて、ふと我に帰る。
「なんかっラブくんが目の前に居ることに感動しちゃって…!」
「…ラブじゃなくて竜。」
「え?」
「二人きりの時は、ラブじゃなくて竜って呼んでよ、俺は今ラブじゃないのっ」
笑いながら言うラブくん、もとい竜さんに胸がきゅんと締め付けられる。
「いつもぬいぐるみ受け取ってるよ?ありがとね、エルモのが嬉しかった」
「あ、雑誌でエルモ好きって言ってたから…」
「すげぇ、俺一回しか言ってないのに!」
Aventureの出てる雑誌は全部買って読んでいる。
ラブくんはぬいぐるみを集めていて、そのなかでもエルモがすきっていうのはコアなファンしか知らないことだ。
「超嬉しいな、飛鳥ちゃん、可愛いし!こんな子ファンなんて俺って超幸せ者」
無意識に顔が赤くなる。
心臓が今にも爆発しそうでたまらない。
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