レイヤ

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「殴り返せよっ!できんだろ!その腕で俺の事殴れ!」 「…出来ねえよ…」 「早く!お前が病気な訳ねぇだろ!」 そう言ってリオは俺の腕を引っ張る。 しかしすぐにリオは手を離す。 「わかっただろ…」 俺の手はがくがくに震えていた。 リオは手を離して、俯いて泣き出した。 「ごめんな」 ラブがリオの背中を摩る。 ジョーはそれをそっと見守るだけだった。
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