カギ

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★ 「えっそれでご飯食べに行くのっ!?」 「うん、なんか断れなくってさ、いい人そうだったし」 「まあーそうだけど…」 次の朝学校で莉奈に昨日の事を話した。 良い反応はしなかった。 当たり前だよね。 「飛鳥かわいいからさ…なぁんか心配だなあ…」 「何言ってんの莉奈!あたし可愛いくないし、大丈夫だよ!」 不安じゃ無いって言ったら嘘になる。 そりゃ知らない大人の男性と二人で食事なんて、すごく緊張する。 「えっ真田デート?まじかよ!お前みたいの誘う物好き居るんだな!」 悪態をついて来たのは、同じクラスの久世芯だ。 こいつとは小学生からの腐れ縁で、あたしはAventureの悪口を言う奴の次にこいつが嫌い。 「もぉ、久世どっか行ってよ」 莉奈が久世を追いやってくれる。 「まあめったな事無いと思うけど、なんかされたら逃げるんだよ?」 「もぉ、わかったよ」 呆れたように笑い、あたしは1限目の準備をした。
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