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あれから時間がたって
俺の腕の中で静かに寝息を立て始めた侑李を背負って
山田達の所へ向かった
「大ちゃん!どこ行って…って知念?」
「ちい?」
山田達の目線は
俺の背中にいる侑李にいった
「あぁ…泣き疲れたみたい」
「ってことは…」
「…別れたよ」
「そ…そっか」
静まり返って重い空気
「大丈夫だからさ!」
俺は明るく言った
「ちいは…納得したの?」
「そうだよ…この前みたいに…」
納得したとは言い切れないけど
最後のお願いって言ってたもんな
「知念もわかってくれたと思う」
「そう…」
2人が心配してくれてるのが
痛いほどわかった。
「そんな暗くなんなって(笑」
俺たちはもう大丈夫
そう言うと安心したように
2人は頷いた。
肩越しに侑李を見ると
可愛い寝顔に涙の跡が残っていた。
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