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次の日、
授業が始まるチャイムとともに
俺は教室に滑り込んだ。
「せーふっ!」
「有岡、アウトだよ」
先生の呆れた声の後に
教室中が笑いにつつまれる
「また遅刻かよ~」
「大ちゃんどんまいっ」
「うっせー」
バカップルを軽くあしらって
自分の席につくと
「大ちゃん、おはよっ」
侑李がにこっと笑って言った
「知念……おはよ!」
俺も侑李に笑顔で返した。
授業中、
侑李から紙切れが回ってきた
「……?」
俺は訳がわからないまま
それを恐る恐る開く
【大ちゃん
僕、諦めないから!】
諦めない…か…(笑)
俺が斜め前を見ると
侑李が悪戯っぽく笑った
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