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  学校をでて少し歩いた時 ふと思ったことを聞いた。 「なあ、どこ行くの?」 「……」 「え?決めてなかったの?」 侑李もびっくりした顔で言った 山田と裕翔は終始無言。 やっぱりこのバカップルは わからない 「と…とりあえず、 弁当でも食いに河原いこ!」 「そうだねー」 あははは なんてわざとらしく笑う2人 「ばかだな、ばか」 「ははは…」 河原について 座って弁当を食べる 「裕翔、あーん」 「えっ//あ…あーん///」 2人のラブラブさに 胸が締め付けられた 侑李をちらっとみると ちょっとだけ悲しそうな表情で 山田達を見ていた 辛いなら見なきゃいいのに …なーんて 俺も一緒か 「知念」 「えっ?なに?」 侑李が山田達から 視線を外したのを確認して 俺は言った 「なんでもなーい」 「えー、なにそれっ」 あんな強がってたけど やっぱりまだ辛いんだね侑李。  
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