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侑李に限ってそんなこと…
そう思ったけど
俺の口は正直だった。
「嘘だろ」
「う…嘘じゃない!」
「正直に言えよ」
「だからっ…」
「侑李っ!!!」
「……っ」
涙をこらえて
下唇を噛みしめる侑李
「どういうつもりだよ…っ」
「ごめんなさ、い…っ」
その言葉で全てが現実だと
思い知らされた
違うよ。って
勘違いだよ。って
最後まで否定して欲しかった
これが全ての始まり。
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