悪夢 あの日

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「―――――――っ はぁはぁはぁ ――――――――っ」 黒髪の青年、小泉嶺人は酷くうなされている。夢の中では忌々しい記憶が再現されていた。 「それでどうなのよ」 怒号を浴びせ、 審査官に掴みかかりそうになるのを必死に堪える、金髪青眼の小学生、佐藤雪月がいた。 「こいつの人権奪えるの?」 背後スマキにされていた黒髪の小柄な少年、小泉嶺人を指差す。
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