第一章 ◆ 過ち

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鼓動が高まる。 里「えっと…その……」 里穂は顔を赤くしたままもじもじしていた。 仁「…………何?」 それがじれったくて聞いた。 意を決したのか里穂は顔をもっと赤くしながら言った。 里「今週の土曜日うちきませんかっ!!!」 仁「は!?」 里「おっ…おおお泊まりで!!」 泊まりぃぃぃぃい!!? 無理っ抑えられる自信ない。 仁「……悪い」 里「予定でもあった……?」 仁「いや……ないけど…もう三年前と同じことは繰り返したくない。嫌なんだろ?」 里「誰がいつ嫌なんて言ったのよ!そりゃあの時は突然で驚いたけど……いつかはって思ってたし。それにっ」 仁「なんだよ」 里「高3でしっしたことないのっっあたしだけなんだよっ!!?」 仁「お前…そうゆーこと俺に言うなよ…っ」 里「だだだだって本当のことなんだから!!…………仁とじゃなきゃヤダもん……」 里穂は顔をタコよりも真っ赤にして言った。 その姿が愛しくて可愛くて…… 俺は笑いながら里穂を抱き寄せた。 里「なっなにがおかしいのよ!!」 仁「いや。可愛いなと思って」 里「そうゆーこと言わないでよっ…//バカ。」 そう言いながらも里穂は俺に抱きついてきた。 また可愛いと思ってしまった。 これってただのバカップルなのかな…… とにかく……… 時間が止まればいいと思うほど 本当に幸せだった…………… .
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