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里「やったぁぁぁあ!!仁っあたしたち合格しちゃったよ!!」
里穂は大はしゃぎ。
俺はというと合格したことに驚きすぎて放心状態。
里「きゃーーー!春から同じ大学通えるよぉぉ!!」
里穂は俺に抱きついてきた。
仁「わかったから。落ち着け」
里「落ち着いてらんないよ!!」
仁「………あんま抱きつくとキスするぞ」
里穂は顔を真っ赤にした。
どうやら我に返ったらしい。
俺も深呼吸をして落ち着いた。
仁「行くぞ」
俺は里穂の手を握りしめ人混みをかき分けて進んだ。
「仁くん……」
その声は周りにかき消され俺に聞こえることはなかった。
このとき気づけばよかったんだ………
あいつが帰って来てたことに………
俺たちを見ていたことに…………
気づけばよかったんだ…………
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