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先生は話が終わると教室をあとにした。
女子たちはみんな写真を撮ったりしていた。
男子は帰っている人がほとんどだった。
里「仁~!!ひっく……」
仁「里穂泣きすぎだろ」
「……里穂ちゃん!」
俺たちは声のする方を見た。
そこには尾川が立っていた。
里「尾川くん………」
里穂はちらりと俺を見た。
多分気にしているんだと思う。
仁「…手短に」
里「ごめんねっすぐ戻ってくるから!」
里穂はそう言うと尾川の方へ歩いて行った。
女子も写真を撮り終わると帰っていく。
「仁っっ!写真撮ろう!!」
「あたしもっ!」
久しぶりにまだ残っていた女子たちが俺の周りに集まった。
「「お願い!!!」」
女たちは手を合わせてお願いしてきた。
里「仁!お待たせっ!」
うっ………タイミング悪っ……
ちょうど里穂が戻ってきた。
「里穂ちゃんっ!お願い!仁と写真撮ってもいい!?」
なんとなく里穂は困った顔をした。
里「手短にっっ!!」
里穂がそう言うと女たちは喜んだ。
「ありがとう!仁写真撮ろ~!!」
仁「全員でなら」
「わかってるって!里穂ちゃんのためにも二人で撮るのは我慢するから!!」
女たちはそう言うと写真を撮った。
「仁ばいばぁい!里穂ちゃんごめんねっありがとう!」
女たちは写真が撮り終わると帰って行った。
教室には俺と里穂だけとなった。
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