第二章 ◇ 幼なじみ

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仁「明日か……」 いよいよ明日は大学の入学式。 ピリリリリリッ 携帯が鳴った。 たぶん里穂だろうと携帯を開いたらディスプレイにはとても懐かしい名前が出ていた。 ¨彩¨ 彩と俺は幼なじみ。 小三までこっちにいたが小四にあがると同時に親の仕事の都合で大阪に転校していった。 なんで今更と思いながら電話にでた。 仁「もしもし」 彩『久しぶり~!仁くん!元気してた!?』 仁「元気だけど……どしたの?急に」 彩『あたし今こっちに戻って来てんだよね!それでこの前大学の合格発表見に行ったら仁くんがいたわけ!!』 仁「………もしかしてK大?」 彩『そうだよ!!お父さんに頼んで仁くんの受ける大学探してもらっちゃった!』 なんだよそれ…………… 仁「………ふーん」 彩『えぇ~なんか冷たい!』 仁「別に。もう切るよ。」 俺はそういうと電話を切った。 あいつ戻ってきたんだ………… なんだか胸騒ぎがした……………… .
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