第四章 ◇ クリスマス

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あれから毎日彩のもとへ通った。事故から3日。彩は無事に意識を取り戻した。 彩「仁くんっ!毎日ありがとね!」 仁「……あぁ」 日に日に元気になっていく彩にほっとした。彩の頑張りのおかげでささえがあれば歩けるようにまで回復していた。 先生も彩の回復ぶりには驚いていた。 仁「彩。明後日退院だって」 彩「ほんとにっ!!やったぁ!」 彩は笑顔で答えた。 なんど彩の笑顔を見ても… 里穂の笑顔とかぶる。 里穂………あれから一年が過ぎたよ…… 気づけば成人むかえてた……。 二十歳になってしまってた。 約束守れなくてごめん……… 渡せずに今もポケットの中に入っている指輪を握りしめた。 ねぇ里穂………今キミはなにしてる? .
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