第四章 ◇ クリスマス

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必死で探した。 仁「里穂っ……」 里穂は非常階段のところにいた。 仁「り…ほ」 里穂は男に抱きしめられていた。 俺から笑顔がだんだん消えていく………… 里「か……ずき」 「もう泣かないんじゃなかったのか!?……強くなるって言ったのお前だろ?!」 里「……泣いてないし」 「泣いてんじゃん」 里「……今だけ…今だけだから許して…」 俺は影に隠れて2人の会話を聞いていた。 どんなに好きでも 一年という年月で里穂は前に進んでいたんだ…………… 俺は誰にも聞かれないように 声を押し殺して泣いた……… .
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