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必死で探した。
仁「里穂っ……」
里穂は非常階段のところにいた。
仁「り…ほ」
里穂は男に抱きしめられていた。
俺から笑顔がだんだん消えていく…………
里「か……ずき」
「もう泣かないんじゃなかったのか!?……強くなるって言ったのお前だろ?!」
里「……泣いてないし」
「泣いてんじゃん」
里「……今だけ…今だけだから許して…」
俺は影に隠れて2人の会話を聞いていた。
どんなに好きでも
一年という年月で里穂は前に進んでいたんだ……………
俺は誰にも聞かれないように
声を押し殺して泣いた………
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