第五章 ◆ 出逢い

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あれから一週間。俺は大学を休んだ。 仁「さすがに今日は行かないとな……」 ゆったりと準備しながら家を出た。 ―――― ―――――――――― 「相川くん!」 学校に向かってるとうしろから声がした。 「おはよっ」 俺は彼女の顔を見て目を疑った。 どことなく里穂に似てるから………… 「あっ誰かわかんないか!ごめんね。自己紹介忘れてた!!初めましてっ!同じ大学の笹川花です!!」 その子は満面の笑みで言った。 仁「笹川さんね」 花「花でいいよぉ!一緒に学校行っていい?」 仁「別に、いいよ」 花「ありがとうっ!」 俺が冷たく言ったにも関わらず花は笑いながら言った。 里穂に似ているけれど全く雰囲気が違う。 身長だって里穂より低い。 それから他愛のない会話をしながら学校に向かった。 花についてわかったことがいくつもあった。 ずっと笑っている。 いい奴。 花は名前通りに女の子らしい。 俺たちは友達になった。 .
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