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あれから一週間。俺は大学を休んだ。
仁「さすがに今日は行かないとな……」
ゆったりと準備しながら家を出た。
――――
――――――――――
「相川くん!」
学校に向かってるとうしろから声がした。
「おはよっ」
俺は彼女の顔を見て目を疑った。
どことなく里穂に似てるから…………
「あっ誰かわかんないか!ごめんね。自己紹介忘れてた!!初めましてっ!同じ大学の笹川花です!!」
その子は満面の笑みで言った。
仁「笹川さんね」
花「花でいいよぉ!一緒に学校行っていい?」
仁「別に、いいよ」
花「ありがとうっ!」
俺が冷たく言ったにも関わらず花は笑いながら言った。
里穂に似ているけれど全く雰囲気が違う。
身長だって里穂より低い。
それから他愛のない会話をしながら学校に向かった。
花についてわかったことがいくつもあった。
ずっと笑っている。
いい奴。
花は名前通りに女の子らしい。
俺たちは友達になった。
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