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海「はぁ…マジ周りは恋ばっかなのに………」
仁「俺たち仲間だな」
海「だな。俺の幼なじみに大村和樹(おおむらかずき)って奴がいんだけどそいつも最近好きな奴できたらしくてな……確か相手の名前が…なんとか里穂!」
仁「……結城里穂…?」
海「そうっ!そんな名前!」
和樹って確か病院で里穂のこと抱きしめてた奴……
海里はそいつの幼なじみだったんだ…………
海「どした?なんかあんの?」
仁「…………」
俺は黙り込んでしまった。
海「…………無理すんなよ?」
海里は気遣ってくれているのかそれ以上幼なじみの話もしなかった。
なんで話せないんだろう………
海「仁。これだけは言っとくけど俺らもう親友なんだから悩みあるなら相談しろよ?」
海里は何気なくそう言った。
逃げてるんだ…………
俺は現実から
逃げてるだけなんだ…………
決意が固まった気がした。
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