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入院最終日。
あの日から毎日要と会うようになった。
会うたびに要の笑顔に癒されてそのたびに里穂を思い出す………
要「こんにちわ~!入院も今日までだね!!」
仁「あぁ」
要「そっかぁ寂しくなるなぁ」
いつもの中庭の同じベンチに座って話す。
要「ねぇ………仁」
仁「ん?」
要「退院しても…会いにきてくれる……?」
要はボールで遊ぶ子供たちを見ながら言った。
仁「…あぁ」
要「ほんと!?やったっ嬉しい」
要は優しく微笑んだ。
実を言うと要を気になりだした自分がいる。
でも…………それよりもっと里穂のことが好きで仕方ない。
俺は……最低だ。
要「仁……今日さ夕方…病院の屋上にきて」
要のその言葉に大体なんのことなのか予想がついた。
要の顔が赤いから。
要の気持ちに…………俺はどう答えればいい…?
里穂を忘れるためには……どうしたらいい……?
そんなことばかり考えていた。
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