背水のジェンガ

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君の首を絞める夢を見た――…光の溢れる昼下がり… 「いけねぇいけねぇ…つけっぱなしで寝てた…」 昨夜、俺は最近発売された某ボーカ〇イドのゲームでPVを作ろうと苦戦している間に寝てしまったことに気づき、すぐにPSPをスリープにして充電器のケーブルを突っ込む。 そして自室の窓から外を伺うと外からはうざいくらい爽やかな太陽の光が溢れていた。 「あー…寝過ごした…?」 誰に問うこともなく、疑問形で自分の携帯電話を探し出し、時間を確認。 【14:23】 寝過ごしたどころではなかった。 「まぁ、まだ5月だし…」 俺は部屋にかけてあるカレンダーと自作の予定表を見ながらそう呟き、部屋を出て階段を降りてキッチンへと向かった。 キッチンには…というかこの時間、家には誰もいない訳で。 しんと静まり帰った部屋でその辺にあったコップに牛乳を注いで腰に手を当てていっきに飲み干す。 「ぷはー…」 やっぱり牛乳を飲む時はこうでないとな…牛さんありがとう。 と牛さんに感謝しながらコップを置いて自室へと戻る。 「さてと、寝るか。」 今日は5月の3日…火曜日…とカレンダーで日にちを確認。 そして予定表の5月3日にチェックを入れてから布団に倒れて再び夢の世界へと旅だったのである。
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