背水のジェンガ

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「…で何の話でしたっけ?」 「その牛乳は君が飲んでくれて構わないよって話。」 「いいんですか…?」 「どうぞどうぞ。」 少し会話してわかった事を報告します。 彼女の名前は片岡くるみさん。 今年中等部から上がって来たらしい。 中等部の奴らはいけ好かない奴らばかりだと思っていたが偏見だったようだ。 そのかわり少しおつむが弱いようだが… やはり金持ちだから思考回路が違うのか? まぁ、今わかってるのはそれくらいだな。 「よし、じゃあ俺は行くわ…上で友達待たせてるし。」 「あ、はい。ありがとうございました!」 そんな頬をほんのり赤くしてお礼を言われると照れるではないですか。 「ア、アディダス~!」 片岡さんがキョトンとしていたがそのまま背中を向けて走り去った。 べ、別にアディオスを噛んでアディダスになった訳じゃないんだからねっ! 「という事があった。」 「ふーん…意外だなぁ風亜が女の子の話するなんて。」 「いや、マイベストプレイスを侵略されてたんで仕方なくだな…」 「まぁいいんじゃねぇの?彼女の一人でも出来たら学校もちょっとは来るようになるだろ?」 「俺はフラグには敏感だからできる時はすぐにわかるぜー?」 残り少ない昼休みは帝と先程の事で談笑していた。 そしてたまには学校にも来るもんだなぁーとも思い出したのはこの頃からなのかもしれない…。 そして風亜の今後の生活に影響を及ぼすイベントがまだ待ち受けていることを知る由もなかった。 みたいな感じで続かせておくとおもしろい?
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