..Chapter001,

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   夢中でわたしは、首を振った。 「まってまってまって、待って下さい。わたし、着いて行けてないです、この展開に……。まず、何でそうなるんですか? わたしはあなたを知らない、あなたもわたしのことを知らないはずです。それに、その、ウチの学校って、女子校だし、男女交際とか禁止になってるし、それに……」 「だったら、知ればいいんじゃん」  彼は白い八重歯を見せると、わたしが押したくてたまらなかったボタンを、力いっぱいに押した。  
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