..Chapter002,
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わたしたちは確かな繋がりを得た代わりに、何か大切なものを失ったような気がする。それが何なのかは、わたしにはわからない。でもきっと、あまりいいものではないんだろうな。それだけは、わかるんだ。彰くんは頻りに好きだよ、愛しているよと呟いた。尋ねたのはわたしなのに、いざその言葉を与えられると、彼からわたしが遠ざかっていくような、そんな冷たい錯覚をおぼえた。わたしには、彼しかいないのに。
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