4月14日 (月)

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春原「いや、でも、あれ聴かないと、調子出ないんだよね」 春原「それに、結構、イカす音楽だとおもうんだよね」 男子「………」 春原「今度、歌詞とかちゃんと聴いてみてよ、イカしてるから」 男子「イカしてるも何もねぇ…」 男子「こっちは、むかついてんだよぉっっ!」 男子「次聞こえてきたら、叩き出すぞっ!」 バタンッ! 春原「ひぃっ!」 春原「………」 閉ざされたドアの前で、うなだれる春原。 春原「くそぅ…ラグビー部め…」 そう小さく呟いた。 朋也「んな声じゃ、聞こえないだろ」 朋也「くそぅ!ラグビー部めえぇぇぇーっ!」 その背後に立ち、大きな声で言い直してやる。 春原「ひぃぃっ!」 春原は俺の頭を抱えると、自分の部屋へと引きずり込む。 廊下では、「今の誰だぁっ!」と怒声が響いていた。 春原「はぁ…はぁ…」 春原「僕を殺す気かっ!」
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