4月14日 (月)

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春原「ぜんぜんわかってないっすね」 朋也「頼むよ、買い忘れてきたんだよ」 春原「自分で行くという発想は、浮かばないのかよ…」 朋也「だって、おまえ、俺に命を助けられてからというもの、俺の役に立ちたくて、仕方がなかったんだろ?」 春原「そんな裏設定は隠されていませんっ」 朋也「俺が助けた後、おまえ、言ったじゃん」 朋也「春原という男は、あの時死にました…」 朋也「今ここにいるのは、あなたにお仕えする、ただのお茶くみなのです…てさ」 朋也「はい、お茶」 春原「壮大な嘘つくなっ」 朋也「じゃあ、最後のお茶でいいから」 春原「最初も最後もねぇよっ」 朋也「いや、感動的だせ。 これ聞いたら、おまえは、絶対入れたくなるな」 朋也「大怪我を負ったおまえは、もう助かりそうもなかった」 朋也「そのおまえに、のどが渇いた俺は、お茶くみを命ずる」
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