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料理はいつも自分担当なので、てきぱきと準備していった。
でも、翔くん以外の男の子に自分の料理を食べさせたことがなかったので、少し緊張した。
――――………‥
私は出来たオムライスをテーブルに運んだ。
「速水くん、出来ましたよ?」
「…………」
返事は返ってこない。
どうやら眠ってしまったみたいだった。
「(よく見ると、睫毛も長いし、髪の毛もさらさらでかっこいいです…)」
「ん………いい匂い」
するといきなり速水くんが抱きついてきた。
「きゃっ、な、なにするんですか!?」
私は思いきり速水くんを突き飛ばした。
ごんっ!
勢いよく床に落ちた速水くん。
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