第一話~大企業のお嬢様~

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それは始業式の終わった4時限目の話。 授業は体育だ。どうでもいいが、4時限目に体育というのは学校はどんなことを期待してるんだ?空腹の時間帯で100%の力が出せるとでも? まあ、それは置いといて。うちの学園は高等部には珍しく、男女合同の授業。担任の策略なのか、桜がやってきたことにより、男子と女子ともに奇数。そして、今日の授業は卓球のダブルス。 さて、ここまでくればお分かりであろう。今の状況が。 「なあ、なんでこうなってんだ?」 「あなたと私がジャンケンで負けたからですわ!」 桜とのダブルス。正直気まずい。ていうか、そんなことをエクスクラメーションをつけて言われても困る。 こうして、日本が沈没しようが、硫黄島からletterが来ようが忘れることの出来ない45分が始まる。
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