第二章

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まずは、君を虐めていた奴からだ。 確か、双子の坂田美樹と坂田由樹だと、君は言ったね。 今行クヨ…坂田サン 俺は坂田兄弟の家に着いた。 二人暮らし、らしいな。 <ピンポーン> チャイムを鳴らして坂田が出てくるのを待つ。 <ガチャ> 「はぁい、坂田でぇす。ご用件は何ですかぁ?」 気持ち悪い喋り方だ。 紗季の方が可愛い。 外見も中身も全て。 サァ、コワシテシマオウ。 <ザクッ…グジュ> ナイフを腹に刺して、そのまま手首を回し、腹をえぐる。 「う゛っ…あ゛あああ!!」 美樹が断末魔をあげる。 ん?美樹?由樹? まぁどちらでも良いか。 そして、腹のナイフを抜き、もう一人のもとへ向かう。 <コツ…コツ…> 僕の靴音だけが響く。 「…誰よ、あんた!!」 ミィツケタ 「やぁっ!来ないで!助けてぇ…っ」 問答無用とでも言うようにナイフを腹に刺し、回してえぐる。 「い゛っ…あ゛あああああ!!」 もう一人の方も、断末魔をあげる。 そして、ナイフを抜き取り、自宅へ戻る。 ナイフの血を洗い流しながら考えた。 …ーー次は、君を殺した人だね。
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