4人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「よう」
僕は何も見えない中誰かに声をかけられた。
「だれ?」
「闇の禍音ネロさ。」
「えっ?」
「どうだったさっきの語り方?」
「……よくわかんない。」
「そうか。ならいいや。」
飄々として続けた。
「お前、名前は?」
「ぼく?ぼくはカイル」
「ならカイル、お前は力が欲しいんだな?」
突然飄々とした感じが消えた。
「う、うん」
僕はうなずいた。
「よし、わかった。」
闇の禍音ネロは目を閉じ何かを唱えだした。
最初のコメントを投稿しよう!