舞う血は流れ川となる

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「よう」 僕は何も見えない中誰かに声をかけられた。 「だれ?」 「闇の禍音ネロさ。」 「えっ?」 「どうだったさっきの語り方?」 「……よくわかんない。」 「そうか。ならいいや。」 飄々として続けた。 「お前、名前は?」 「ぼく?ぼくはカイル」 「ならカイル、お前は力が欲しいんだな?」 突然飄々とした感じが消えた。 「う、うん」 僕はうなずいた。 「よし、わかった。」 闇の禍音ネロは目を閉じ何かを唱えだした。
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