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「我が名はネロ・ヴェルトゥール」
僕は初めてネロの名前を聞いた。
「我が力を彼の者に託し永遠の眠りに誘え」
そういった瞬間、僕の周りから何色とも言いがたい明るく、しかし暗い光があらわれ僕を包む。
「彼の者の名はカイル、カイル・ヴェルトゥール、我が一族が末裔なり」
この時僕は初めて自分のファミリーネームを知った。
カイル・ヴェルトゥール、これが本名。
何とも言えない感慨深い気持ちになった。
「この者に不死の世界と我が位を第3代ヴァルハラ帝国皇帝の名の下にたくさん」
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