第一章~始動~

5/9
前へ
/44ページ
次へ
俺の家と裕太の家は 駅から北と南に反対の方角にあるがその距離は近い。 裕太 「おっはー」 健太 「朝からいらん電話すんなよ!」 「俺まだ爺さんじゃねーんだから、約束くらい普通に覚えとるし!」 裕太 「ごめん…」 健太 「……てか、お前また身長高くなったんじゃね?」 裕太 「身長とかどうでもいいから」 「電話ではすまんかったわ!」 「許せ!親友!」 健太 「許すもんか!」 「俺、牛乳いっつも飲んでんのに身長のびんし…」 「お前はいいよなぁ?」 「身長180㎝あって……」 裕太 「まあそんなに落ち込むなって!」 「お前は、俺の親友なんだから……そのうち…(笑)」 健太 「そのうち…何やねん!」 「なんか負けた……気がする(笑)」 二人の会話は 電車内に響き渡った。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加