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俺の家と裕太の家は
駅から北と南に反対の方角にあるがその距離は近い。
裕太
「おっはー」
健太
「朝からいらん電話すんなよ!」
「俺まだ爺さんじゃねーんだから、約束くらい普通に覚えとるし!」
裕太
「ごめん…」
健太
「……てか、お前また身長高くなったんじゃね?」
裕太
「身長とかどうでもいいから」
「電話ではすまんかったわ!」
「許せ!親友!」
健太
「許すもんか!」
「俺、牛乳いっつも飲んでんのに身長のびんし…」
「お前はいいよなぁ?」
「身長180㎝あって……」
裕太
「まあそんなに落ち込むなって!」
「お前は、俺の親友なんだから……そのうち…(笑)」
健太
「そのうち…何やねん!」
「なんか負けた……気がする(笑)」
二人の会話は
電車内に響き渡った。
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