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コンコン。 「めぐみー、起きなさぁーい!!」 お母さんが起こしに来た。 「…ん、ふぁ~い。」 返事をして、ベッドから起きる。 起きたばかりなので、足元がぐらついた。 「おっと」 倒れそうになった時、体を支えられた。 お母さんだ。 「危ないでしょ、めぐみ!」 「はーい」 と、軽く笑った。 私、中野めぐみ(ナカノメグミ)は 目が見えない。
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