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「あの時はありがとう。」
『どういたしまして。』
「海斗君、この子と知り合いなの??」
周りの女子が口々に言う。
名前、海斗って言うんだ。
『うん、ちょっとね…。』
確かに顔はかなりカッコいい。
入学早々、こんなにモテるんだ。
『これからよろしくね、葉月ちゃん。俺の事は海斗って呼んで。』
差し出された手に手を重ねる。
「よろしくお願いします…。」
握った海斗の手はとても冷たかった。
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