放課後

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そして放課後 僕と風とよしのは、クラスメイトが帰った後の教室に集まった 僕はよしのに尋ねた 「あのさー、軽音部を作るってどうやって作るの?」 「はあ?そんな事もわからないの!?」 「僕が解るわけないだろ、よしのが誘ったんだからさー」 呆れた、という顔でよしのが言った 「まったく…だからいつまで経ってもヒロはヒロのままなのよ」 「いみわかんねーよ!!全体的にいみわかんねーよ!!!」 思わず突っ込んでしまった すると風が言った 「まあまあ、二人とも落ち着いて、ヒロもそんな事言ってるようじゃヒロのままだぞ」 「お前らグルかあああああ!!!!」 怒鳴ったのは久しぶりで 僕はとても疲れてしまった 「はあ…大体なんで僕が」 よしのは言った 「解らない?あんたはもうメンバーなのよ!」 「ええっ!?」 僕はいつからメンバーに加わったのだろうか そんな事を考えているとよしのが聞いてきた 「で、どうする?」 「え、何を?」 また呆れた、という顔でよしのが言った 「だーかーらー!!部活の作り方よ!!!」 「やっぱり知らなかったのかよ!!」 そのやり取りを静かに聞いていた風が言った 「普通、こういう場合は先生に頼むんじゃないか?」 「それよ!!それ!!」 よしのは満面の笑みを浮かべた 僕は2人に言った 「じゃあ職員室に行こう」 そして職員室に向かうことにした
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